豊田市民芸館
豊田とよたしみんげいかん
豊田市民芸館は、古陶磁研究家であり名誉市民でもある本多静雄氏ゆかりの施設。館内では、手仕事の美、民芸美が鑑賞でき、猿投古窯、挙母木綿など地域とつながりのある工芸講座をはじめ、数々の講座を開催しています。
民芸館の位置する、平戸橋公園の四季のうつりかわり、年4回開催される企画展示とあわせて、ものづくりの原点である手仕事の楽しさに触れることができます。
また、最寄の平戸橋駅近くには、クヌギ林に囲まれた本多氏の屋敷跡「民芸の森」があります。
林の中に点在しているユニークな収蔵品を観覧しながら森の中を散策すると、とても気持ちがいいものです。
春夏秋冬それぞれの魅力を見せてくれる林はもちろん、季節ごとに各種イベントも開催されているので、要チェックです!
「民芸の森」西三河ぐるっとナビスポット情報はこちら>>
__展覧会情報__
企画展「柳宗悦と愛知の民芸」
2023年7月1日(土)~9月24日(日)

民藝運動の創始者・柳宗悦(1889-1961)は、昭和5年(1930)に瀬戸の石皿を調査、昭和12年に本郷村(現・東栄町)のざぜち(切り紙)調査のために愛知県を訪れました。柳はこうした調査を民藝の同人たちと全国にわたって行っており、著書『手仕事の日本』(昭和23年発行)では、昭和15年頃の日本の手仕事の現状を書き記し、日本固有の手仕事による美しさと、それを継承していく大切さを啓蒙しました。また、柳は昭和31年に名古屋市の鉈薬師で初めて円空仏を目にし、『民藝』81号(昭和34年発行)では円空仏の特集を組み、「この稀有の彫像に全く驚愕し、圧倒される程の感銘をうけた」と述べています。
今回は『手仕事の日本』で紹介された瀬戸・犬山・常滑のやきもの、扶桑の端折傘、有松鳴海の絞り染め、三河木綿、足助紙、菟足神社の風車、花祭のざぜちといった愛知県の手仕事と、円空仏や円空の書を館蔵品より約200点紹介します。

[観覧料]無料
基本情報
- 所在地
- 〒470-0331 豊田市平戸橋町波岩86-100
- 料金
- 入館無料
※ 特別展は有料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 9:00~17:00
(最終入館16:30推奨) - 電話番号
- 0565-45-4039
- 駐車場
- 無料・130台(前田公園駐車場)
- トイレ
- 有
- 定休日
- 毎週月曜日(ただし祝日は開館)、年末年始
- 公共交通機関でのアクセス方法
- 名鉄三河線「平戸橋」駅から徒歩約15分
- 車でのアクセス方法
- 猿投グリーンロード「枝下IC」より約10分
- 関連サイト
-
豊田市民芸館 公式サイト