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【コラム】見上げてごらん夜空の星を

  • 掲載日:2023/02/17

西の空を茜色に染めた太陽が沈むと、もうそこは黄昏と言う響きの別世界。赤、橙、黄、水色、青、紫・・・・・ありとあらゆる自然界の色が絶妙に溶けあいながらやがて紺色に。そしてひとつまたひとつ、星がまたたき始め、気が付けば満天の星空。地球が生まれたときから毎日繰り返される自然の営み。
私たちは、どんなときに星空を見上げるのでしょう?悲しいとき?うれしいとき?辛いとき?楽しいとき?おそらくほとんどの人は、悲しいときや辛いときではないでしょうか。きっとそれは、私たちの祖先が星空を見上げたときに抱いた畏敬の念、愛おしさが、遺伝子に深く刻み込まれ、星座とともに脈々と受け継がれてきたからからではないかと思います。
21世紀に生きる私たちが夜空を見上げ、星と星を結び、5000年前に誕生した星座を紡いでゆく。それだけで心がときめきます。そして、星座が見つけられた瞬間に、悠久の時を超えて想像力が融合し、大きなつながりの中で生きていることを実感する。そして生きとし生けるものを、大きく包み込んでくれる母性のような優しさをも、感じたに違いありません。星を眺めること、それは心の安らぎ。なんて素敵な趣味だと思いませんか?

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