【コラム】夜空に見えるもの
【コラム】夜空に見えるもの
夜空には、いろいろな星が光っています。まず月、そして惑星。星座を形作る星たち。流星や彗星、人工衛星もあります。星座を形作る星には、明るさを変えるものや二つの星が寄り添って光っているものもあります。また、星が集まった星団、ガス状の天体の星雲なども星空に埋もれています。
地球に一番近い天体で、肉眼で模様を見ることができます。月は満ち欠けするとともに、月の出時刻も、1日に約50分ずつ遅くなります。月はとても明るいので、星座を探すときは、月のない夜を選びましょう。
惑星とは、地球と同じように太陽の周りを回っている星のことで、全部で8個あり、太陽に近いところから、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の順です。これらのうち肉眼で見えるのは、水星から土星までの5つ。 惑星は、他の星のように、あまりキラキラまたたきません。また、太陽の通り道である黄道に沿って、星空の中を移動して行きます。ですから惑星を見るためには、どの惑星がどの星座にいるかを把握しておく必要があります。
星座を形作っている星のことを恒星といい、太陽と同ように、自分自身が光を発する星です。恒星は色や明るさ以外に、いろいろなタイプのものがあります。
変光星とは、読んで字のごとく、明るさを変える星のことです。もっとも有名な変光星は、くじら座のミラで、約11ヶ月の周期で2等級から10等級まで変化します。
二つの星が接近して並んで、ひとつの星のように見える星を二重星といいます。北斗七星の柄の端から2番目の星ミザールは、肉眼で見える二重星として有名です。
星雲はガス状の天体、星団は星の集団で、双眼鏡で見えるものもいくつかあります。