【コラム】星の明るさと色
【コラム】星の明るさと色
夜空で輝く星は、みんな違います。たとえば色。すべての星が銀色ではなく、赤い星、黄色い星、青白い星があります。また明るい星や暗い星もあります。星の色や明るさは、どのように決められているのでしょう。
星には、1等星、2等星というように明るさの順番が付けられていますが、星の明るさにランク付けをしたのは、ギリシャの天文学者ヒッパルコスでした。決め方は特に明るい星を1等星、肉眼で見える一番暗い星を6等星として、6段階に分けた簡単なもの。9世紀になってジョン・ハーシェルは、1等星と6等星では約100倍の明るさの差があることに気が付きました。すると1等級違うごとに明るさがおよそ2.5倍違うことになるのです。このように基準が決まったことで、1等星より明るい星や、逆に6等星より暗い星の等級も決められるようになりました。また、北極星付近の星の明るさを詳しく調べ、0等星の明るさを決定したところ、こと座のベガ(織り姫星)を0.0等星に当てはまることがわかりました。それでは星の数はどれぐらいあるのでしょう。1等星より明るい星は21個ですが、市街地で見える3等星まででは280個ほど、肉眼で見える6等星までとなると約6000個に増えます。
夜空を見上げると、いろいろな色の星が光っていることに気が付きます。
まず、星には地球のように太陽の光を反射して光っている惑星、太陽のように星そのものが光っている恒星があります。惑星の色は、惑星表面の色がその星の色になりますが、恒星の色の違いは、その表面温度に大いに関係があるのです。たとえば、炭に火をつけたとき、ついたばかりのときは赤黒い光を放つのに、空気を送ってよく燃えるようにすると黄色い光を放ち、やがて白っぽく輝きます。恒星の見かけ上の色もこれと同じで、表面温度が低い恒星は赤く、高い恒星は青白っぽく見えるというわけなのです。また恒星のスペクトル型は、表面温度つまり星の色との関わりが大きく、スペクトル型が星の色を表していると言ってもいいほどです。