【親子で体験シリーズvol.2】花火師ってどんなことするのかな?現役花火師の作業場・豊田煙火に潜入!
なかなか外に出られない、こんな時期だからこそ子どもの創造力を養いたい。親子でものづくり体験に出かけませんか?豊田市には親子で楽しめる手作り体験教室がたくさんあります!
今回、つくることが大好きな小学校3年生の男の子が親子でものづくり体験に挑戦!第二弾は、花火師のお仕事見学と模擬玉作り。小学校3年生の男の子が親子で花火づくりの秘密に迫ります!
花火の不思議
花火づくりを案内してくださるのは、豊田煙火さん。まず、花火について説明を聞きます。
なんで光るのか?なんで遠くまで打ちあがるのか?
子どもにとっては不思議な世界。花火は見に行ったことがあっても、それがどうやって作られているのか考えたこともなかったかもしれません。少し難しい話にも耳を傾けます。
難しい仕組みは、子どもは特に直ぐに理解できないことが多いですよね。花火師の佐野さんは、「今は難しくてわからなくても、将来こうゆうことだったのかとわかる日が来れば」という想いで説明をしているそうです。
花火を扱う上では、危険もいっぱい。扱い方を間違うと爆発してしまう可能性もあります。
佐野さんが「作業場では、ちゃんと僕のいうことを聞くこと。」と参加者と約束し、工場見学へ。
花火師さんのお仕事見学!
花火づくりは「星」と呼ばれる丸くて黒い火薬の球体を作るところから始まります。火薬を配合し星を丸め、乾燥させる工程を丁寧に繰り返します。
星を作る作業は、泥だんごづくりに似ているのだとか。
「泥だんごは砂をかけて、磨いてを繰り返して作っていくけど、星もそんな風に、少しずつ大きくしていくんだよ」
泥だんごはどんなに頑張っても数週間で出来あがりますが、星が理想の大きさに出来あがるまでには数か月かかるとのこと。
一瞬で打ちあがっていく花火を作るのには、こんなに根気のいる作業が必要なのです。
一つ一つ作業場を見学させてもらい、製作中の本物の花火玉を持たせてもらいました。
何重にも紙を貼り重ねられた花火玉の中に、あの小さな黒い火薬玉が詰まっています。このシンプルな球体から、色鮮やかな花火が打ちあがると考えると、普通のボールを持つのとは違う、緊張感とワクワクを感じますね。
花火師さんはとても危険な仕事。いたるところに消防用の水が設置されています。男の人が多いのかな?と思いきや、女性の方がたくさん。小さな火薬を作ったり、紙を貼り合わせて花火玉を作ったり、指先の器用さと繊細さが求められるからでしょうか。
それにしても、危険と隣り合わせのような作業場でも動じずに黙々と作業する花火師さん、かっこいいですね!
模擬玉づくり
花火が職人さんの手で長い時間をかけて作られるということが分かったら、花火玉づくりを疑似体験させてもらいます。火薬の代わりに色とりどりのビー玉を使用し、模擬玉を作ります。
かわいい模擬玉の出来あがり。夜の空にカラフルなニコちゃんマークが浮かぶ様子が想像できますね。
花火のデザインは、花火師さんの発想の数だけ広がります。ぜひ、オリジナルの花火デザインを考えてみてください。
記念にパシャリ
最後に、かっこいいハッピを着て記念撮影。重厚感のあるハッピを着ると一気に花火師らしさが出ますね。
夜空に打ちあがる花火玉には、火薬だけでなく、花火師さんの想いとこだわりが詰まっていました!夏の自由研究にもピッタリです!
豊田煙火
体験プラン詳細
【体験時間】約2時間
※ 作業進捗によっては、お時間が前後する場合がございます
【体験料金】1グループ(1~4人):5,000円
※ 1グループ1つの模擬玉を作って頂きます。
※ 追加 1,000円/個で2つ目以降の模擬玉も追加可能です。
【服装】汚れてもよい服装でお越しください。
【その他】
模擬玉は持ち帰り可能です。
模擬玉作りは5歳以上推奨。5歳未満は要相談