金谷城跡(衣城跡)
かなやじょうあと(ころもじょうあと)
延慶年間(1308~1310)に築城されたと伝わります。現在の猿投から豊田市中心部にかけて広がっていた荘園である高橋荘を治め、鎌倉・室町幕府の有力な御家人であった、中条氏が拠点としていたと考えられています。永禄4年(1561)に織田軍により落城、中条氏は滅ぼされたとする説が多いですが、近年天文19年~23年(1550~1544)の間に今川氏によって金谷城を追われたとの見解も出てきています。その後、織田方の佐久間信直や余語正勝が城主・城代となっています。慶長9年(1604)に三宅氏が挙母に入り、慶長年間後半に拳母城(桜城)が築城されると、金谷城は廃城となったと考えられています。
金谷城跡は、金谷町の勝手神社境内に石碑が設置されていますが、当時の城は、そこよりも東側に位置し、現在では名鉄三河線が横断しています。遺構は、線路の橋台付近の堀切や、高木稲荷で確認することができます。
所在地 | 〒471-0876 愛知県豊田市金谷町1丁目 |
---|---|
料金 | 見学無料 ※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください |
営業日・時間 | 終日見学 |
電話番号 | 0565-32-6561(豊田市文化財課) |
駐車場 | 無し(周辺の有料駐車場をご利用ください) |
定休日 | 無し |
公共交通機関での アクセス方法 |
【名古屋方面から】 ・名鉄「名古屋」駅から名鉄名古屋本線「知立」駅で三河線に乗換え、名鉄「上挙母」駅下車、徒歩約5分 ・JR「名古屋」駅からJR中央本線「高蔵寺」駅で愛知環状鉄道に乗換え、「新上挙母」駅下車、徒歩約10分 |
車でのアクセス方法 | 東名高速道路「豊田IC」より約10分 |