夢を描く若手農家たちの挑戦「夢農人(ゆめのーと)」とよた」 | 【公式】愛知県豊田市の観光サイト「ツーリズムとよた」
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<豊田>夢を描く若手農家たちの挑戦「夢農人(ゆめのーと)」とよた

掲載日:2021年7月30日(金)



2010年に、大橋鋭誌さんら3人でスタートした「夢農人(ゆめのーと)とよた」は、『真っ白なノートに夢を書き込もう』という熱い思いで結成された若手農家のグループです。その日から10年が過ぎ、いまや29名の仲間たちの手によって、ノートにはたくさんの夢とその証がぎっしりと書き込まれています。

農業をもっと楽しく!強く!

野菜や製茶、果物、畜産など、様々なジャンルの若手農家が集まる「夢農人とよた」。
その3代目会長を務めるのがこちら、大橋園芸の大橋鋭誌さんです。

大橋園芸の大橋鋭誌さん

彼は、野菜・野菜苗・米を代々生産販売している農家の5代目。
現在は米、麦、大豆、トマトの栽培、近隣の田畑の作業受託のほか、豊田産の米を使用したどんぶり屋や中華料理店などの飲食店経営、子ども食堂の運営や食育活動、さらに農産物直売所「おいでん市場」も手掛けます。
人呼んで“農業界のジョーカー”、その多才ぶりには目を見張るばかりです。
そんな大橋さんの原点は、「夢農人」にあるといっていいでしょう。
豊田市といえば、言わずと知れた世界企業トヨタ自動車の本拠地。しかし、工場が次々と出来る前の豊田は、水田が延々と広がる米農家の町だったそうです。工業化が進んだ結果、地元では「農家は稼ぎが少なく安定しない」と若い世代の離農が進んでいきました。

もともと地元には、青年農業者会議(4Hクラブ)という若手農家の集まりがあり、そこでは交流会や婚活イベントなどを通じて、農家同士の横のつながりを構築する活動をしていました。しかし、それは20代までの話。脱退後はそのつながりが途切れてしまい、個々の努力と裁量で農業を続けていくのが、たいていの農家の辿る道だったのです。

トヨタファーム(養豚場)の鋤柄雄一さん

変わりゆく町の姿や暮らしぶりに「このままでは豊田の農業は衰退してしまう」と立ち上がったのが、トヨタファーム(養豚場)の鋤柄雄一さん。
大橋さんもその考えに賛同し、ともに任意団体「夢農人」を結成します。
「農業って、目先のことをやっていくだけであっという間に年月が経ってしまうものなんですよ。何かを始めるとしても、大きな労力がいりますし、とにかく孤独な商売なんです。いいものを作っていても、そのこだわりを消費者に伝える手段がない。それは豊田の農家の可能性を潰し衰退させていくことになるから、まずは組織を作り、そこで情報を共有したり販路を拡大させたりしながら、ともに成長していこうと考えたのです」。

心強い仲間とともに歩んだ10年

「直売所をやってみたい」という「夢農人」の初めての夢は、2010年、豊田スタジアムでの「軽トラ市」で実現します。
地元農家に声を掛け、多くの品目が並べられるように手配するだけでなく、地元産の小麦を使った、たこ焼きやうどんの販売にも挑戦するなど、メンバーがやってみたいと思うことを意欲的に進めていきました。
すると面白いことに「イベントだけでなく定期的にやってほしい」という声が上がり、次は「月2マルシェ」が実現。
2015年には、まちづくり事業の一環で「ころも農園 蔵カフェ&マルシェ」をオープンするなど、その活動は多くの人に認められ、つながりは自然な形でどんどん広がっていきました。

ところが2020年には、新型コロナウイルス感染症による自粛が続き、イベントは軒並み中止。夢農人としての活動が出来なくなる中、大橋さんは自身の会社の事業として、2020年12月に念願の直売所「おいでん市場」をオープンします。

おいでん市場

「農業が魅力ある産業になるためには、まず知ってもらい買ってもらうことが大切。だから、夢農人の活動も、消費者の思いを直接聞く機会を大切にしてきました。僕ら農家は出荷しておしまいではなく、それを消費者の食卓まで届けられるよう変わっていかなきゃいけない。“種まきから食卓まで”そこまでが農業の役割だと思っています」。

農を通じて広がる世界

大橋さんら広い視野を持った意欲的な農家の取り組みによって、今や農業は「教育」「観光」「まちづくり」などにも深く関わる機会が増えました。大橋さんはこういった数々の取り組みから、レジェンド農家が集まる「日本食農連携機構」のメンバーにも選ばれ、日本の食と農の未来をけん引する一人となっています。
「こういったことは若い時にはできなかったでしょうね。夢農人の活動の中で少しずつノウハウを積み重ね、人脈を広げてきたことが、色々なことを実現する力になっていると思います」。

現在の夢農人は、農家の跡取りや新規就農者など20~40代の若手農家を中心に29軒が参加。
元々は個々の小さな点が面になることで夢を実現することを目的としていましたが、今やグループとしてだけでなく、個々においても積極的な活動をするチームに成長しています。これぞまさに、大橋さんら創業メンバーが描いた、次世代農家の姿。
真っ白だったノートは、次々と書き足され、また次の世代へと続いているのを感じます。

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