春に出会える豊田のお花
掲載日:2024年5月24日(金)
こんにちは!フランス人のアンジーです。現在は、豊田市役所国際まちづくり推進課で働いています。
今回の記事では、私が初めて過ごした「日本の春」について紹介します。
3月からは、冬の寒さが少しずつ薄れ、街のいたるところで花が咲き始めると、春の訪れを感じます。
そして春と言えば、花見ですね。豊田市には花見スポットがたくさんあります。
私は、3月上旬から4月上旬にかけて、実際にいくつかのスポットを訪れ、美しい場所や見たことのない花々に出会いましたので、皆さんに私が気に入った花見スポットをたくさん紹介します!
●ガーデニングミュージアム 花遊庭
ガーデニングミュージアム・花遊庭には、28のテーマ別ガーデンが整備されています。パンジー、ツバキ、バラ、チューリップ、コスモスなど、様々な花が楽しめます。月ごとに見頃の花が異なるので、ウェブサイトで確認し、好きな花の時期に訪れると良いでしょう。また、花だけでなく、ベンチやテーブルセットも可愛らしく飾られており、おしゃれな写真撮影スポットがたくさんあります。
●平芝公園
2月中旬から3月中旬にかけて、平芝公園で梅を楽しむことができます。白い梅、ピンクの梅、濃いピンクの梅の3種類の色彩を観賞できます。近くで見ると、梅の花は丸っぽい可愛い形があって、私は気に入りました。平芝公園は、晴れた日に梅を見ながら散歩するのに最適な場所だと思います。豊田の花見スポットの中で早く楽しめる場所なので、冬がまだ続いても平芝公園に行くと、春を感じることができます。
●愛知県緑化センター
愛知県緑化センターでは桜とユキヤナギが一緒に並んでおり、美しい白とピンク色の景色になります。
桜とユキヤナギの混ざり合う風景はとても印象に残りました。
また、緑化センターは広い場所なので、他にもたくさんの花があります。私はこれまでモクレンを見たことがなくて、とても奇麗だと思いました。緑化センターのウェブサイトで今月の見頃を確認することをおすすめします。
●古瀬間御嶽神社
古瀬間御嶽神社はあまり知られていない隠れたスポットですが、そこにはとても美しいコバノミツバツツジの群生があります。私はコバノミツバツツジという花はあまり知りませんでしたが、その花で覆われている周辺一帯の美しさに感動しました。ツツジの色は、ピンクと紫の間の珍しい濃い色で、とてもきれいでした。どこを見てもその美しい色を楽しむことができます。
●上中
旭地区に位置する上中のしだれ桃も素晴らしいスポットだと思います。約3,000本のしだれ桃が並び、非常に素敵な景色になります。約1㎞の花沿いの道は、散歩にも最適な場所です。
桃の鮮やかな色は特に印象的で、遠くから見る白、ピンク、濃いピンクの色が混ざり合って素敵な絵を描いているように見えます。黄色のレンギョウも植えられており、桃の色と美しい対照になっていました。
梅・桜・桃の花がこのように違う形や色があるなんて、初めて気づきました。みんなそれぞれの魅力がありますね。
次は、桜のスポットを紹介します。
日本の花と言えば、やはり桜です。フランスにも桜はありますが、日本ほど多くないし、花見のために整備されたスポットは少なく、花見という文化はありません。
日本人にとって桜はとても重要な存在だと感じました。
桜の季節になるとテレビや新聞は桜の開花情報を伝え、桜が咲くと、多くの日本人は明るい気分になっているように見えました。
また、有名な桜の名所ではなくても、桜は身近な公園や川、学校などでも見ることができます。
今回、私も十分に桜を楽しむことができました。
●水源公園
水源公園は豊田市の桜の名所の一つです。矢作川の右岸に位置し、約400本の桜が美しく植えられています。平日の雨の日でも、多くの人が水源公園の桜を見に訪れていました。シートを敷いてピクニックを楽しんだり、おしゃべりをしたりするのにいいスポットです。
●四季の料理 さくら亭 豊龍閣
水源公園の桜を見下ろすお店、さくら亭での昼食をおすすめします。お店に入ると桜の飾りが迎えてくれ、春の雰囲気に包まれます。春には、料理も花見団子から桜の形をしたお皿まで、すべてに季節を感じることができます。
花見ができる窓席も用意されているので、美味しく贅沢な料理を楽しみながら淡いピンクの桜の風景を観賞できます。
●豊田市民芸館
こちらも桜の名所です。周辺一帯がピンク色に染まるほど多くの桜が並んでおり、矢作川とともにその景色を楽しむことができます。また、民芸館の北側にある前田公園の頂上まで登ると、遠くまで続く桜の景色が見えます。
以上が、私が豊田市内でおススメの花見スポットです。
春の豊田市は、訪れる価値のある場所がたくさんあります。
花の見頃は種類によって違うので何度も豊田市に訪れて、ぜひ色々と巡ってみてください!