とよたで出会うアートな旅
豊田市には優れた美術館・博物館がいっぱい。歴史ある建物や芸術に触れれば、新たな感動に出会えるはず。
感性の扉を開けてみてくださいね。
豊田市美術館
とよたしびじゅつかん
かつて「七州城」のあった丘の上の豊田市美術館は、近代~現代の国内外を問わず、幅広い所蔵品が集められています。また、美術館の建物は建築家・谷口吉生氏の代表作の一つとされています。
屋外には大きな池のある庭園が整備されており、水と緑の空間は、市民の憩いの場となっています。
髙橋節郎館
たかはしせつろうかん
豊田市美術館の別館として敷地内に隣接する、現代漆芸家・髙橋節郎(1914-2007)の作品を展示する美術館です。建築は豊田市美術館と同じく谷口吉生。鎗金を用いた屏風やパネルなどの幻想的な作品のほか、墨彩画や漆版画等もあわせて紹介しています。
トヨタ鞍ヶ池記念館
とよたくらがいけきねんかん
鞍ヶ池公園に隣接して建つトヨタ自動車(株)の記念館。
トヨタ車生産台数累計1,000万台達成を記念して1974年に竣工されました。創業者である豊田喜一郎らが活躍した創業期の資料のほか、初の純国産乗用車「トヨペットクラウン(RS型)」や「トヨダAA型乗用車」といった車両も展示されています。
喜楽亭
きらくてい
豊田産業文化センター内にある「喜楽亭」は、大正末期から昭和にかけて建てられた、町屋建築の面影を残す近代和風建築です。
かつては、料理旅館として、高橋是清、高松宮殿下、水谷八重子など貴賓・著名人の宿泊所にもなりました。
喜楽亭は、近年の都市化により、急速に姿を消しつつある下町の大規模な和風建築を今に伝えています。
小原和紙美術館
おばらわしびじゅつかん
小原工芸和紙の魅力を伝える美術館として「小原和紙美術館」があり、藤井達吉の美術工芸作品の展示などが楽しめます。
併設する「和紙工芸体験館」では、植物の繊維を染色したものを絵の具代わりにして「絵すき」「字すき」などの制作も可能です。
豊田市郷土資料館
とよたしきょうどしりょうかん
敷地内には、展示室を含む本館・民家(民族資料館)・古墳・屋外カマド・土蔵があり、県内最大級の「手呂の銅鐸」、装飾須恵器などを展示しています。
常設展では、旧豊田地域の歴史を原始から現代まで展示し、年に1回の特別展や企画展のほか、歴史体験講座なども行っています。
豊田市民芸館
とよたしみんげいかん
豊田市民芸館は、古陶磁研究家であり名誉市民でもある本多静雄氏ゆかりの施設。
館内に設置された「豊田市陶芸資料館」は、別名「さなげ古窯本多記念館」といわれ、故本多静雄氏のコレクションの一部を展示しています。