隣松寺
りんしょうじ
豊田市において、家康とのかかわりを多く伝えるお寺です。家康が一向一揆の際に、一揆勢の有力な武将の一人であった酒井忠尚の居城・上野城(寺から南西に約1㎞)攻めの本陣とした場所と伝わります。家康は隣松寺内の稲荷明神に勝利を祈願したといわれ、三河を離れた後も自身の守り神として信仰があったといいます。また、後に戦勝記念として甲冑姿の像を安置したといいます。そのほか、一揆の際に家康が背負って逃れてきたという岡崎市の佐々木・上宮寺の雲版も伝わっています。
隣松寺は、鴛鴨松平家(寺から北に約1㎞に居城・鴛鴨城跡)の菩提寺であり、鴛鴨松平家の墓、家康の四男・松平忠吉の墓が並んでいます。
また、家康の四天王と呼ばれた榊原康政の祖父・清長、父長政の墓のほかにも、挙母七州城を築城した内藤家の祖先・清長の墓、室町時代の細川家三代の墓があり、その歴史の深さをうかがわせています。
出典:豊田市教育委員会 平成28年2月発行「家康の遺宝展~松平から徳川へ~」
文化財として、愛知県指定文化財に絹本著色観経曼荼羅、豊田市指定文化財に本堂(1667年建立)、木造徳川家康像、徳川氏朱印状絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図等が登録されています。
所在地 | 〒470-1203 豊田市幸町隣松寺126 |
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電話番号 | TEL:0565-21-0062 FAX:0565-21-3863 |
駐車場 | 有り |
トイレ | 有り |
公共交通機関での アクセス方法 |
東海道本線「名古屋」駅より「岡崎」駅で乗り換え、愛知環状鉄道「三河上郷」駅下車。徒歩約17分 |
車でのアクセス方法 | 東名高速道路「豊田上郷スマートIC」より約7分 |
関連サイト | 浄土宗紹介Navi「隣松寺」詳細ページ |